3Dプリンタの応用による実路面再現

実際の路面をレーザースキャナで計測し、3Dプリンタで作成した模擬路面により、台上試験機上に実路条件を再現します

既存のドラム式試験機などの仕様を大きく変更することなく、試験機に直接貼り付けることを目的に開発した模擬路面です。実際の路面を走行したときのタイヤやサスペンションなどの状態を既存の台上試験機で再現することが可能になります。

対象の実路をレーザースキャナで計測・データ化し、高性能3Dプリンタによって路面性状を正確に再現・作成します。

素材は、特殊ゴムあるいは特殊樹脂を使用しており、用途や使用機種に応じてその硬度や素材スペックを選ぶことが出来ます。例えば、ベルト式試験機に適用する場合は、屈曲性に富んだゴム製の模擬路面が使用できます。

模擬路面は高強度粘着剤でドラム式試験機に直接貼り付けて使用するため、金属製ドラムに直接路面性状を彫り込んで模擬するといった加工が不要です。また、路面情報はデータとして保存されているため、追加の製作は実路の再計測をすることなく、短納期での供給が可能です。

  • 路面計測はレーザーでスキャンするため、正確性が高く、データとして保存可能
  • 3Dプリンタで造形
  • 小面積の路面データをつなぎ合わせることで、ドラム全周での路面再現が可能
  • 樹脂など、金属に比べて軽量な素材を使用しており、ドラム全周への貼付でも試験機への負担が少なく、安全性も高い
  • 実路を走行するときにタイヤ・サスペンションが受ける力や変位を、室内の安定した条件で計測可能
  • プリンタ成形分解能:16μm
  • 用途に応じて、素材の種類を選定可能
  • ドラム式試験機、ベルト式試験機の両方に使用可能